冬の寒い夜、仕事や家事で疲れた体を癒すために、あなたはお風呂のお湯をため始めます。
湯気が立ち上るその光景を見るだけで、なんだかホッとしますよね。お湯に浸かると全身がじんわり温まり、心も体もリセットされるような感覚。お風呂は私たちにとって欠かせない癒しの時間です。
でも、そのお風呂が実は大きな危険をはらんでいるかもしれないとしたら………。
こんばんは!クリスタルWave代表のはやとです!
早速ですが僕は介護職に20年携わってきました。それは現在も進行中です
その中で、「血圧」や「心臓」にまつわるリスクを身近に感じる生活を送ってきました。特に冬場の入浴中、高齢者が命を落とす事故が多いことを知ってから、ヒートショックについて深く考えるようになりました。
今日は誰しもが関わる事で注意しないなと思いこのテーマでブログを書きます。
実は、高齢者の浴槽内での死亡事故は年間約4,750人にも上り、これは交通事故による死亡者数の約2倍です。この数字を聞くと、「お風呂の危険性」を他人事とは思えなくなりますよね。
ヒートショックとは?
では、ヒートショックとは一体何なのでしょうか?
ヒートショックを一言でまとめると、急激な温度変化による血圧の上下が、主に心臓に、場合によっては脳にも影響を与える現象です。寒暖差の激しい冬だからこそ、この危険をしっかり理解し、対策を講じることが重要です。
特に冬場の入浴時に、次のような状況で起こりやすいとされています:
1. 寒い脱衣所で体が冷え、血圧が急上昇。
2. 暖かい浴室に入ると、血圧が下がる。
3. 熱い湯船に浸かるとさらに血圧が急低下する。
この急激な変化が心臓に大きな負担を与え、心筋梗塞や不整脈を引き起こす可能性があります。また、血圧変動による脳出血や血流不足も起こりうるため、特に高齢者や持病を持つ方には注意が必要です。
日本の入浴文化を守るために
お風呂は、ただ体を洗うだけの場ではありません。日本では古くから、家族の団らんや心身の癒しの場として、入浴文化が根付いてきました。
しかし、この素晴らしい文化を安心して楽しみ続けるためには、「お風呂の危険性」を知り、安全に入浴する方法を実践することがとても大切です。
冬のお風呂で起こる危険を防ぐための対策
では、ヒートショックを防ぎ、安心してお風呂を楽しむためにはどうすればいいのでしょうか?実践しやすいポイントをいくつかご紹介します。
1. 脱衣所と浴室を暖める
寒い脱衣所や浴室は、体に急激な温度差を与えます。
• 小型ヒーターやエアコンで脱衣所を暖めておきましょう。
• お風呂の前にシャワーを流して浴室内を暖めるだけでも効果があります。
2. 湯温はぬるめに
お湯の温度は40℃以下がベストです。熱すぎるお湯は血圧変動を激しくさせる原因になります。
3. ゆっくり浸かる
湯船に飛び込むように急いで入るのは危険です。肩までゆっくり浸かり、体を徐々に慣らしましょう。
4. 家族に声をかける
「今からお風呂入るね」と一言かけておくだけで安心感が違います。一人暮らしの方はタイマーをセットしたり、見守りサービスを活用するのもおすすめです。
5. 体調が悪いときはお湯を抜く
少しでも体調が悪い、疲れが強い、もしくは不安を感じたときは、湯船のお湯を抜いておきましょう。
• 湯船にお湯がない状態なら、急激な温度変化による血圧の変動が少なくなります。
• 万が一湯船で倒れてしまった場合の溺水リスクを防ぐこともできます。
まとめ ~安心してお風呂を楽しむために~
入浴は、私たちの生活に欠かせない癒しの時間であり、日本の誇るべき伝統文化です。少しの工夫と知識を取り入れることで、ヒートショックのリスクを防ぎ、安心してお風呂を楽しむことができます。
今日お伝えした内容を、ぜひご家族や友人とも共有してみてください。そして、この冬は「ぽかぽかで安心」なお風呂タイムを過ごしてくださいね!
心も体も温まる時間を、これからもずっと安全に――そんな願いを込めて。