はじまりは偶然から
2006年、和歌山県有田川町の静かな山中で、地元の地質調査チームが驚くべき発見をしました。調査の最中に、土中から露出した奇妙な骨が見つかったのです。この骨は、ただの動物の骨ではなく、数千万年前の海を支配した巨大なモササウルスのものでした。
眠れる巨竜の目覚め
発見された化石は、当初はその重要性が分からず、地元の人々も驚きました。しかし、専門家たちが慎重に調査を進めると、その骨がアジア初の全身骨格を持つモササウルス類であることが明らかになりました。これにより、「ワカヤマソウリュウ」(和歌山滄竜)として知られる新属・新種が誕生したのです。
海の王者の秘密
ワカヤマソウリュウの全長は約6メートル。巨大な脚ヒレと、まるで鋭い目つきで前方を見据えるかのような眼が特徴です。彼がかつての海でどのようにして他の生物を狩り、繁栄したのか、その姿を想像するだけでワクワクします。そして、背ビレの存在が示唆されたのは世界初。この新しい発見が、モササウルス類の多様性を大きく広げることとなりました
生きた化石、和歌山へ帰る
和歌山県立自然博物館では、この「よみがえるワカヤマソウリュウ」をテーマにした特別展が開催されています。展示されている全身骨格を見れば、彼がどれほど巨大で、そしてどれほど強力だったのかが一目で分かります。この特別展では、まるでタイムトラベルをしているかのように、数千万年前の和歌山の海の世界を体験することができます。
特別展のご案内
「よみがえるワカヤマソウリュウ」特別展は、和歌山県立自然博物館で7月13日から9月1日まで開催されています。この機会に、和歌山の誇る伝説の生き物と、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか?
詳細情報**:
期間**: 7月13日(土)~9月1日(日)
場所**: 和歌山県立自然博物館
住所**: 和歌山県海南市船尾370番地の1
開館時間**: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
入館料**: 大人480円、高校生以下無料、65歳以上無料
これからも、和歌山の魅力的な歴史や自然を、お届けしていきます。
ではではー